蒸し暑い日になりましたが、子どもたちは元気いっぱい活動してくれました。スクールバスで学校から少し離れた山林へ移動してきた子どもたち、山に入ると木陰で涼しく感じます。講師の先生の話を聞き、間伐作業について学びます。デモンストレーションで作業を見学した後は、実際に子どもたちがノコギリで木を切り倒しました。ロープを引くのもノコギリを使うのも汗びっしょりになりながら、一生懸命取り組んでいました。「難しいけど面白い!」「もっと切りたい!」そんなやる気の声も聞こえて、なんとも頼もしい子どもたち。
切った後は皮剥き作業です。水分をたくさん含んだヒノキの皮は面白いようにスルッと剥けます。「皮を剥いてツルツルになった木をこすって舐めてごらん」と講師の先生にに言われて試す子どもたち。「少し甘い!」と驚きの声。「ツキノワグマはこの甘い部分を食べるんだよ」と教えてもらいました。
4本の木を切っただけですが、そこに陽の光が差し込みました。この林は、あと3回ぐらいの間伐作業を経て、50年という年月の末に、建築材料になるような太い木々の林になるはずです。木を育てるには長い年月が必要な事、切った木も無駄なく利用する事なども学び、次回、秋の搬出作業に続きます。
宮川小学校の体験では、角一株式会社さんが所有する山林をご厚意で伐らせていただいています。ご協力に心から感謝します。





